ルミガンやケアプロストの副作用はどんな症状?

まつげを濃く長くするルミガン。しかしルミガンはもともと美容目的の薬ではありません。
緑内障や高眼圧症の治療目的に開発された、れっきとした医療用医薬品なのです。
ルミガン及び、ルミガンのジェネリックであるケアプロストは、一般に市販されているまつげ育毛剤よりも短期間で結果に結びつく反面、副作用が出ることもあり、使用には注意が必要です。

ルミガンやケアプロストを使う上で注意したいのがビマトプロストという成分です。
ビマトプロストは、妊娠中のヒトへの臨床実験は行われていませんが、動物実験では、妊娠中にビマトプロストを経口摂取したマウスの早産や流産が確認されています。

また、授乳中にビマトプロストを経口摂取したマウスの母乳から、ビマトプロストの成分を確認したという報告もあります。
他の多くの薬剤と同じく、授乳中に摂取した場合、母乳に移行する可能性がある成分として、慎重に取り扱う必要があるでしょう。
加えて、ビマトプロストは15才以下の小児への安全性も確立していないため、乳幼児・小児のいる家庭では取り扱いに注意が必要です。
手軽なまつげ育毛剤だと誤解して、お子さんに使ったり、安易に人にあげたりすることは大変危険です。
医師の処方や指導が必要な薬であること、薬の管理、保管に伴う責任を、しっかり理解し、安全な利用を心がけましょう。

ルミガンの副作用には充血やかゆみがあります。
もともと点眼薬として開発されているので、目に入ることで身体に重篤な問題が起こることはありませんが、片方の目につき一日一回一滴の塗布を守り、できるだけ薬液が目に入らないように気を付けましょう。
睡眠前のタイミングでの塗布がおすすめです。

花粉症などで、もともと目がかゆくなりやすい人や、目をこする癖がある人は、かゆみや充血などの副作用がでやすいとされています。
いずれの症状も通常は短期間で落ち着きますが、長く続くと角膜障害を起こすことがあるため、症状が持続するときは、すぐに医師の診断を受けてください。

もう一つ気になる副作用が色素沈着。
美容を目的としている以上、見過ごすことができない副作用ではないでしょうか。
まつげに薬液を塗布した場合、まぶたに薬液がつく可能性はとても高いです。
色素沈着を起こすと皮膚が黒ずんで茶色っぽくなり、まぶたが痩せたように見えるため、老けた印象を与えてしまうかもしれません。

色素沈着を防ぐ方法とは

ルミガンの色素沈着を防ぐためには、何よりも薬液が皮膚に付くのを防ぐことが大切です。
ルミガンの有効成分であるビマトプロストには、まつげの色を濃くする作用があります。
これは、ビマトプロストがまつげの色のもとになるメラニン色素を活性化させるためです。
つまりルミガンによる色素沈着は、日焼けによってシミができるのと同じメカニズムで、まつげに作用するための成分が、皮膚のメラニン色素を増加させてしまうことで引き起こされるのです。

ルミガン塗布による色素沈着は、少しの工夫で防ぐことができます。
まずは専用のアプリケーターを使い、薬液をつけすぎないこと。ついついたっぷり塗りたくなりますが、上まつげの根元にサッと塗るだけで充分です。
また、下まつげには塗布しないのが無難でしょう。まばたきでまつげ同士が触れるので、薬液は下まつげにも行きわたります。
下まつげにより多くの薬液を浸透させたいときは、寝る前につけるのがおすすめです。

もしもまつげ以外の場所に薬液がついてしまった場合は、ティッシュやコットンで必ず拭き取るようにしましょう。
ルミガンには、まつげ育毛剤専用のブラシであるアプリケーターの使用が推奨されています。
綿棒でも代用はできますが、むらなく塗れて薬液が垂れにくいため、安全な使い勝手を求める方には必須のアイテムです。
アプリケーターは衛生を保つために使い捨てが大前提ですので、使いまわしは厳禁です。

色素沈着のリスクをさらに軽減したい場合は、ルミガンを塗布する前に目の周りにワセリンやクリームを塗っておくのもおすすめです。
クリームが皮膚を覆うことで、薬液の浸透を防いでくれるので、色素沈着しづらくなります。
ルミガンの塗布後は、薬液をクリームと一緒にしっかり拭き取ってください。

徹底した予防をしていたつもりでも、色素沈着を起こしてしまった、ということもあるかもしれません。
その場合はルミガンの使用間隔をあけるのも良いでしょう。
ルミガンの色素沈着はメラニン色素の増加によるものなので、新たなメラニン色素の生成を防げば、肌代謝によって自然に治ります。
ルミガンは使い続けることでまつ毛に作用するもの。ルミガンと上手に付き合っていくために、自分に合った使用ペースをみつけることが大切です。